よく聞く「玉露入り」…玉露って何??

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 皆さんも、「玉露入り〇〇」などの商品を見ることがあると思います。
ですが、「玉露」を正しく理解されている方は少ないのではないでしょうか。
漢字では、「玉」「露」なので、何となくイメージが浮かびそうですよね。そこで今回は、玉露について詳しくご覧いただきたいと思います。

◆玉露とは何なのか?
「玉露」の名前の意味は、製茶業者 山本山の商品名にあります。
天保6年に山本山の六代 山本嘉兵衛が、宇治郷小倉の木下家において、茶葉を露のように丸く焙り、それが玉露の由来とされています。
玉露は日本茶の一種で、その日本茶の中でも最上級にランク付けされるお茶です。
一般的な煎茶との違いはズバリ、栽培方法です。
◇玉露の栽培方法とは
玉露は、抹茶と同様に直射日光を遮った畑(覆下茶園)で育てられます。新芽が出るとすぐに葦簀(よしず)などで畑全体を覆い、その上から藁を捲きます。覆うことによって光合成の働きを抑えられるため、葉の中のビタミンだけでなく根から吸収される養分まで豊富に含んでいます。
特に、うま味の素となるアミノ酸の含有量が高く、逆に渋みの素となるタンニンが少ないため、まろやかな味わいになります。
覆いをしてから15日以上たち、味と香りが最高になったところを摘んで、煎茶と同じ製法で作り出していきます。

◆玉露のおいしい淹れ方
➀ 湯冷ましのため、茶葉を入れていない常温の急須にお湯を注ぎます。
➁ 更に湯冷ましのため、急須のお湯を湯飲みに注ぎます。
➂ 急須に玉露の茶葉を入れます。
➃ 湯飲みのお湯を茶葉の入った急須に注ぎます。
➄ 約2分、玉露の旨みをじっくり引き出します。
➅ 最後の一滴まで廻し注ぎます。

玉露を美味しく淹れるポイントは、甘み・うま味成分を引き出す60~70度で淹れることです。

玉露は、高価というイメージが強いようですが、現在では、ネット通販などを利用すれば、お手頃価格の商品もあるようです。玉露をいただく時は、そのうま味とコクを味わっていただいてくださいね。